あの日、あの時、あのクルマ

ちょっと前までまちなかで見かけたあのクルマ。そういえば最近見なくなったあのクルマ。ヒトとクルマの織り成す、日常の風景を記録していきます。

メルセデスベンツ,SL320@鎌倉

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洋館の前に佇むSL320を見かけました。

モダンで都会派のR129はクラシカルな洋館とは正直不釣り合いです。

 

SLもR129まではソフトトップだったんですね、そういえば。

 

この次のR230以降は内外装ともに軽快感に溢れたデザインに一新されますが、時代背景もあり重厚なイメージ。ステアリングもメルセデスにしては重かったですよね。

そして入庫するW129はエアコンの故障、電装系トラブルが多かったこともあり、あまり乗りたいとは思いませんでした。

 

スバル,ドミンゴ@神奈川湯河原

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スバルの軽ワゴンを紹介するのは早くも2回目ですね。

以前、サンバートライを見つけた時は真冬でしたが、今回ドミンゴを見つけたのは真夏でした。

真夏とは言え避暑地湯河原ということで割と涼しめ・・・な訳もなく、30度超の炎天下。

ドミンゴちゃんも日陰で暑さをしのいでおります。

 

さて、このドミンゴ、サンバーバンを無理やり7人乗りにすし詰めしたものをドミンゴと呼ぶんですが、同様の軽の中ではパイオニア

その後、'98の新規格でTボックスとかアトレーが同様のコンセプトで出したり、キューブに7人乗りが設定されたりして、いわゆる"すし詰め車"は一世を風靡しました。

まぁ、その後、消えたのはご存じのとおりですが。 

 

僕のドミンゴとの思い出、一度だけ運転したなぁ。

いつだったか、汚いドミンゴを配送したけど、リアドアが壊れてたんだよね。

で、交差点をクイックに曲がったら、積み荷の掃除機を道路上にぶち撒けたんだよね。

(最悪なエピソードが出たところで終わります)

 

オペル,ヴィータ/コルサ@鎌倉鶴岡八幡宮

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キムタク主演のドラマに出たことでも話題になった、2代目コルサ(日本ではヴィータ)。

赤いコルサは日本でもかつて多く見かけました。

デビュー当時、ホンダフィットは不在、デミオもデビュー前、トヨタスターレットはあまり可愛くないってことで、ライバルはニッサンマーチくらいしかおらず、低価格も相まって売れましたよね。

95年当時の新車価格150万円って、今じゃ(2020年)、国産のヴィッツも買えませんからね。

 

僕もよくバイト時代にこのコルサに乗りました。

今の常識からするとややチープな16バルブエンジンがウンウンうるさいけど、

120km/hくらいまで唸りながらもすんなり引っ張ってくれたのを覚えています。

内装もプラスチッキーだし、シートもすぐに砂塵や猫の毛やらを吸い込んで汚れてしまうんですよね。掃除がとても大変!

そして、シフトが入らないトラブルが多かった。

 

そんな赤いコルサを赤が象徴的な鶴岡八幡宮前で見かけ、思い出しました。

 

ボンゴトラック,マツダ@静岡金谷

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2020年4月30日、ボンゴバン&トラックの生産終了が報じられた。

ブローニイバンは一足早く2010年に消えているので、純マツダのボンゴが消滅することになる。

 

ここ静岡でも山間に連なる茶畑へ通じる道路は道幅が狭いことが多い。

そんな地域では5ナンバーサイズのトラックが重宝する。

 

日本向けのクルマがまた1つ静かに消えていく。

 

 

シトロエン,CX@東京代官山

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元々、車高が低いうえ、長細いのでその平べったさが一層際立つCX。

運転したことはないけど、内装も奇抜で、見るたびにちょっと保有してみたい興味をそそられます。

そういうクルマってあまりないですよね。

よくクラシックカーイベントとかで数台並んでいるのを見かけると、これでもかってくらい車高下げてますが、ハイドロなのかさらに弄って低いのかとか、もうどっちでもいいなってくらい低くて笑えるときがあります。

あぁ、愛おしいCXです。

 

メルセデスベンツ,W116@東京代官山

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マスタードイエローが目を引くW116。

ボディ剛性が半端なく、ドアを閉めた時の「ガチャコ」という音が物語る。

W126くらいまでのメルセデスって「ガチャン」ではなく「ガチャコ」でしたよね。

それ以外だと最後まで「ガチャコ」だったのはゲレンデくらい。

最近のクルマはSクラスも含めて、「バン」

軽自動車なんて、「ベン」だよね。

ドアの開閉音って大事だと思うな。

気分的にね。

W116に関しては乗車したことがなく、ドア開閉だけのエピソードになってしまい恐縮ですが、以上です。

ニッサン,サニーB310@新東名

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FR最後のサニー。

僕はこのサニーに乗車経験はないし、特に思い入れもない。

そんな訳で、この時代の3ドア車の多さに疑問を持っている。

シビックとかファミリアのようにライフスタイルを想像しやすい3ドアのファミリーカーがラインナップされ、売れるのは理解できる。

しかし、サニーもカローラもそうだが、どうもCピラーが傾斜した3ドアがラインナップされるのが理解できない。

傾斜したスタイルは実用より少しスタイリッシュということで良しとしよう。

でも、4ドアも2ドアもあるのに(一部モデルについては2ドアセダン、2ドアクーペと2種類ある)、3ドアクーペ風ハッチを用意するのか。

当時僕が生きておりリアルタイムでこのクルマの登場を見届けられたらどう思うだろう。

この現代に町で見つけた瞬間のように、ペッキペキのスタイルを目で追ってしまうのだろうか。

うーん、気になる。

タイムスリップしたい。

(・・・結局、好きなの嫌いなの?) 

 

トヨタ,コースター@愛知伊良湖

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観光客で賑わう伊良湖岬も12月は閑散としていた。

旅館かなにかの送迎バスだろうか。

トヨタコースターが手持ち無沙汰そうに波止場近くに停車していた。

 

コースターは1969年発売。

この写真の個体は1982年発売の2代目であり、その後期型だと思う。

コースターは永らく様々な用途に活躍してきた。

幼稚園バス、旅館や料亭などの送迎バス、最近では福祉送迎バスやコミュニティバス等にも活躍の場を拡げている。

 

昔のコースターのイメージであるが、シートバックに透明のビニールクロスが貼られていて、それがいい具合に焼けていて、特に夏は臭い。

臭いというのは、ビニールが融けたような匂い。

いや、夏の暑さでも融けないとは思うが、なんか融けたような匂い。

嫌いじゃないが、好きでもない。

最近のコースターにはあのビニールがない。

何だか少し寂しい。

でも別に要らない。

なんだろう、このもどかしさ。

トヨタ,プログレ@京都東山

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小さな高級車。

"プレミアム〇〇"蔓延る今出せばもっとヒットしたであろう。

こんなスペースに駐車できるのは5ナンバー枠に収まった全幅の恩恵。

 全幅1,700mm以内のボディは細い路地で構成される京の町では扱いやすいだろう。

ただ、停められたからと言って、ギリギリ過ぎて左折車にリア削られる危険性はあるから要注意ですな。

VW,ビートル@広島竹原

 

重伝建(重要伝統的建造物保存地区)に停められた1台の赤いビートル。

真紅のボディが雨に濡れて陰影深く反って力強さを増強させる。

伝建の町並みも瓦から石畳に滴る雨音、湿った外壁から滲み出る木の香り。

雨だけどいいじゃないか。